「味わいの特長」

幻の黄金麹(おうごんこうじ)と、金山坑洞内貯蔵で、
深く、華やかに続く余韻。

「唯一無二」の焼酎づくりにより生まれたその味わいを、
心ゆくまでお楽しみください。

黄金麹。それは、唯一無二の輝き。

黄金麹の発見は、100年以上前の明治44年(1911年)。
泡盛麹からの自然変異によって、黒色から白色に変化する過程で生まれました。
その後はお蔵入りとなり眠り続けていましたが、
改めて探し当て、「薩摩焼酎 金山蔵」の麹として使われることとなりました。
黄金麹は繊細なため、焼酎づくりによく使われている麹で焼酎を
つくるよりも、品質管理に気を配らなくてはいけません。
麹は生きており、毎日状態が変化します。しかし、その変化に合わせ、
手をかけ、見つめ続けると、きちんと答えてくれるのです。
そのように手をかけて生まれた黄金麹仕込みの焼酎は、
ふわりとした華やかさが口の中いっぱいに広がる味わいを生み出すのです。

金山坑洞内での貯蔵熟成。その意味とは?

「薩摩焼酎 金山蔵」の焼酎づくりにおいて、「金山坑洞内」という環境が、
製品にどのような影響を与えるのか?まず坑洞内の特長としてあげられるのは、
太陽の光が届かない。つまり、「紫外線による焼酎の変質や劣化が起こりにくい」
ということです。そして、もう一つの大きな特長は、一年を通して、温度や湿度の
高低差が非常に少ないということ。冬の気温は約16度で、夏になっても約19度。
湿度は、一年を通じて常に90%前後と多湿。ちなみに、この「温度
が一定していて湿潤」という環境は、ウイスキーやワインの貯蔵においても、
一般的に適していると言われています。湿度が高く、夏でも20度を超えない
涼しい環境は、酒の香味成分の蒸発が少なく豊かな香りが残りやすく、
その結果として、まろやかで芳醇な焼酎を育んでいくと思われます。

(取材協力:鹿児島大学客員教授 鮫島吉廣氏)